高齢者施設を選ぶ時のポイント
#介護
2025.07.28
高齢者向け施設は、たくさんの種類があります。費用面や提供するサービスの内容も様々なので、それぞれの施設の特徴を理解し、ご自分や家族が大切にしたいことの優先順位を決めて選ぶことをおすすめします。今回は施設選びの方法や選ぶときのポイントについて解説します。
施設を探す方法
- 担当ケアマネジャーがいる場合は、まずケアマネジャーに相談しましょう。ケアマネジャーがいない場合は地域包括支援センターに相談しましょう。地域包括支援センターは高齢者の介護や福祉に関する全般的な相談を受けつけています。
- インターネットや紹介会社から探す方法もあります。紹介会社は無料で利用することができ、施設探しから見学の同行もしてくれます。しかし、一定の施設に偏り、公平な紹介をしていない事業所もあるため、注意が必要です。
施設を選ぶ時に確認するポイント
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介護度
施設ごとに入居できる介護度が異なるため、現在の要介護度で入居できる施設を確認します。もし要介護認定を受けていない場合は、60歳以上のかたが入居できるケアハウス(軽費老人ホーム)という施設があります。 -
医療面
インシュリン注射、人工透析、胃ろうや、バルーンカテーテルなど医療的なケアを必要とする場合、施設によって対応可能かどうか確認が必要です。 -
費用面
月額の利用料は居住費、食費、管理費、介護サービス費などの合算です。このほかに入居時一時金などの初期費用が発生する場合があります。施設の利用料以外にも、医療費、日用品費などのお金も必要ですので年金や貯蓄を考慮し継続して支払うことができる施設を選ぶことが大切です。 -
見学して雰囲気を確かめる
見学時には、居室や共有スペースの使いやすさや安全性、スタッフの対応、入居者の様子を観察することで、自分に合うかどうかの判断につながります。また食事についても献立や、治療食に対応しているかなども大切なポイントです。食事内容が気になるときは、試食ができるかどうか相談してみるのもいいかもしれません。そのほか、外出が自由にできるか、施設で看取り対応があるのかなども、事前に要望があれば確認しておきましょう。
施設の種類、サービスの質、雰囲気や立地、費用面など様々な選択肢があります。終の棲家かもしれないからこそ、自分や家族が生き生きと過ごせる場所を選びたいものです。
助け合い村では居住支援事業も行っております、施設探しの際にご相談ください。