認知症の母と暮らせば②服装編
#介護
2025.12.08

服装編
母は週5日デイサ-ビスに通っています。
着ていく服が気になるようで、母は毎日大騒ぎです。
前日の夜は「明日は何を着ていったらいいか、準備して」と言うので、用意しておきますが、寝るときには母の手によってきれいに片づけられてしまいます。そうして、翌朝、また大騒ぎになります。この前夜からのやり取りはほぼ毎日繰り返されます。
私はいつも、母が着替えをしてデイサービスに行く準備ができたことを確認して出勤するようにしていますが、その後デイサ-ビスには全く違う服を着て行ったりしてしまいます。
母としては、「出かける前に着替えなくては」という習慣がそうさせているようですが、真夏に裏起毛の服を着たり、寒い日も薄着だったりで、心配になります。そうならないように季節ごとにタンスの衣替えをこまめにしていますが、押入れの奥などにしまった服を引っ張りだしてきてしまいます。
最近では、自分の服と家族の服の違いも判らなくなりつつあります。
ある日曜日の朝に、母が孫娘のにぎやかな服を着て現れた時には、ついつい笑ってしまいました。