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終活を計画通りに実行したAさんの事例

終活を計画通りに実行したAさんの事例

「今を楽しむ」ことを大切に

Aさんはとても前向きで積極的な方でした。助け合い村と契約する以前から終活に関する資料を集め、自分に合う事業者を探していました。偶然助け合い村のホームページを見て「ここだ」と直感したと言います。

依頼内容は総合支援サービス、死後事務委任契約、遺言書作成で、配偶者も子どももいないため遺贈寄付を希望されていました。葬儀の形態や納骨先など死後の希望も明確で、普通は時間がかかる生前整理もスムーズに進みました。

契約時は歩くのもやっとの状態で、余命数か月と本人は語っていました。最初に行なったのは看取りまで対応してくれる施設への入所支援です。アパートの解約や家財整理、引っ越しをお手伝いしました。しかし新施設の生活に不満があり、2か月ほどで栃木県の施設へ再移転しました。この時も手続きや引っ越しの支援をしました。

その頃から体調が少し良くなり、以前からの「やりたいことリスト」を実行したいと外出を希望されました。さだまさしのコンサートに行きたいと話され、盛岡公演へ1泊2日で同行しました。さらにパワースポット・三峯神社にも出かけ、疲れもなく元気に戻られました。先祖供養のため奈良の薬師寺へも1泊2日で出かけました。途中、胃の不調もありましたが、好きな柿の葉寿司を夕食にするなど楽しんでいました。

食にもこだわりがあり、施設食では満足できないと、しゃぶしゃぶ、鉄板焼き、天ぷらなどの外出食事を希望されたので、一緒に食事もしました。外出時には、必ず甘いコーヒーを飲みました。あまり糖質の高いものは体に悪いですよと話しをしても、「子供のころから体が弱かったので、ここまで生きてこられたのが奇跡みたいなものなの。後はもう長くないから好きにするの」とあっけらかんと笑って話していました。生きることを諦めているのではなく、残りの時間を精一杯楽しみたいという強い気持ちがあり、その前向きさが体調を支えていたように思えました。

年末には、さだまさしのカウントダウンコンサートに参加し、予定を超えて深夜0時まで楽しむことができました。2月の誕生日には「流氷が見たい」と北海道旅行を計画し、冬服を処分してしまっていたため、ダウンコートを購入するための付添いをしました。栃木の施設の食事が合わず、「これでは北海道に行く体力がつかないわ」と言って、食事内容の良いさいたま市の施設へ再び移転しました。しかし移転後は体調が悪化し、北海道旅行は「迷惑をかけるから無理かもしれない。でも行きたい」と悩まれた末に中止を決断されました。その3日後に救急搬送され、がんの脳転移が判明し亡くなられました。納骨はご希望されていた新潟にあるお寺の樹木葬で行いました。風景をとても気に入って決めたそうです。

Aさんは、余命宣告を受けながらも「今を楽しむ」ことを大切にし、多くの願いを実現されました。私たちにとっても忘れられない、前向きに生き抜いた方でした。

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