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サプリメント・健康食品に注意

健康保持のために、サプリメントや健康食品(以後サプリといいます)を摂取する方が増えています。50歳以上の方では3割の人が毎日摂取し、年齢が上がるほど複数のサプリを摂取している方が増加します。

「サプリは食品だから安全」、「多く摂取する方が効果がある」、「高価な方が効き目がある」と思っていませんか。

テレビコマーシャルや通信販売、雑誌の広告、口コミなどで「なんとなく健康に良さそう」、「コマーシャルで言っている症状がある」、「〇〇さんが効果があるといっていた」というような理由で摂取を始めた方も多いのではないでしょうか。

サプリは効果や安全性が検証されていない

サプリは、分類上一般食品です。(消費税率は8%です。医薬品や医薬部外品は10%)法律的な規制は主に食品衛生法によります。

医薬品は規制により、効果や副作用を動物実験や臨床試験で検証されます。

一方サプリは、効果や副作用の実証試験等の検証はほとんどなされていません。

 重大事故も多く発生しています。

「脂肪を燃焼させる」という謳い文句で発売されたLトリプトファンの大量摂取で死者38人という事故が起きています。また「免疫力のアップ」というクロレラは被害報告(肝臓障害や皮膚炎等)のトップです。

 薬事法の規制により、効果効能は表示できませんので実際に何に効果があるの不明です。

例えば、コエンザイムQ10の場合は「アンチエイジングに」などの宣伝文句ですが、何に効くのか明確ではありません。

 サプリの原価率は10%以下とも言われており、経費のほとんどは宣伝費と言われています。品質管理が医薬品レベルの工場(GMP認定工場)で生産されているサプリは、50%未満といわれています。品質管理が不十分な商品も存在します。

薬との飲み合わせは危険

 薬効をもつサプリもあります。

セサミンには血圧を下げる効果があり、高血圧の薬と一緒に飲むと血圧が下がりすぎ失神等の低血圧の症状になることがあります。同様にEPAやGABAなども高血圧の薬との摂取は避けるべきサプリです。

血液をサラサラにする薬ワーファリンとビタミンAを一緒に服用すると青あざや出血をする恐れがあります。逆にクロレラやコエンザイムQ10は薬の効果を弱めてしまうことになります。糖尿病の薬とDHAでは薬の効果を弱めてしまうなど様々な危険な飲み合わせがあります。

知識のないままサプリを服用すると薬の効果を低下させたり増強したりすることになります。命の危険をも引き起こす恐れがあります。

サプリの摂取上の注意

①GMPマーク(下記画像参照)のついているものを選ぶ

②病院に掛かっている人は、摂取に当たっては、医師薬剤師と相談をする

③複数のサプリの摂取時は、飲み合わせに注意する。(相談に乗ってくれるメーカーもあります)

④副作用について情報を集める。服用により具合が悪くなった場合は速やかに中止し、医師や薬剤師に相談する。 等です

サプリを否定するものではありませんが、本当にそのサプリが必要かどうか、もう一度見直してみてはいかがですか。

GMPマークは、原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、製品が「安全」に作られ「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準を満たした工場に与えられます。

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