相談支援員 ブログ

施設での看取り

看取りとは

 看取りとは近い将来死が避けられないとされた人に対して、身体的苦痛や精神的苦痛などを緩和・軽減するとともに、人生の最後まで尊厳のある生活を送ることができるよう支援することです。言い換えると、延命治療などは行わないことを本人の意思で選択し、自然に亡くなられるまでの過程で医療的配慮等を行いながら出来るだけ希望に沿った生活が出来るよう見守ることです。

看取りの場所は3通りある

1 自宅

 介護を引き受けてくれる家族がいれば、自宅で最後を迎えることも可能です。

2 病院(ホスピス)

 余命1ヶ月から数ヶ月の患者への痛みの緩和を行い、手厚いケアが提供されます。 

3 施設

 最近は特養、グループホーム、介護付き有料老人ホームなどで、看取り介護をおこなっています。自宅での看取りが難しい場合は施設での看取りも選択肢の一つです。

施設での看取り

 本人と家族に対し、看取りとは何かの説明と、看取り介護を希望するという確認(看取りの契約)が必要です。

 入所時に看取りを希望するかどうか聞かれる事があります。精神面の配慮から、体調の悪化が進んできた段階で、本人と家族に対し看取りの説明をし、施設での看取りを希望するか、積極的治療をしないのかなどの意思を確認します。 

 本人の状態が悪化し、医師の判断のもと看取り期に入ります。

『看取り期』は基本的に積極的治療をしません。ありのままの最後を迎えられるよう介護職、看護師、医師などが連携して介護・ケアを行います。

『臨終』が近づくと、死ぬ前に家族や友人に面会したい、面会させたいと思うものです。施設でもこの時期は配慮して面会させてくれる所もあります。臨終に近い時期は家族の宿泊が出来る施設もあります。好きなものを飲食させたい(例えばお酒を飲ませたい)というのも許可される場合があります。この時期は医師が医療的処置をする機会が増えますし、介助頻度も増えます。臨終は家族の見守る時に起こるとは限りません。いつでも連絡を受けられるようにしておき、葬儀社への連絡もすぐに出来るようにしておきます。

意思表示ができる時に延命治療・医療同意の意思確認を

 治療を受けるか、受けないかは本人の意思で決めることができます。そこで延命治療などの治療を受ける・受けないの意思を元気なうちに確認しておくことが大事です。本人が判断能力を失っている場合は、医療同意は家族が代行しているのが実情です。

 家族は終末期の医療についての本人の意思を知っておき、できれば文書(リビングウイル)にしておくことをお勧めします。本人が意識を失った時の医療同意を家族の誰に託すか指名しておくことも大事です。

介護施設でもホスピスケアを行なうところもあります。自分の希望に沿ったケアがなされるのか、しっかり確認することが大事です。助け合い村では施設入居や、看取りについてなどご相談を承っています。

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