相談支援員 ブログ

高齢者を狙った特殊詐欺の最近の傾向

近年、オレオレ詐欺など高齢者を狙った特殊詐欺事件が多発しています。

現在も手を変え品を変えて一向に収まっていません。

最近の傾向と事例を報告します。

①還付金詐欺

役所税務署の職員を名乗り、「医療費や保険料の還付金がある」などと電話をかけてきて、振り込ませる手口です。

詐欺犯と電話しながら、指示通りにATMを操作すると気が付かないうちに、他人の口座に振込みを行ってしまいます。

ATMで『還付金の手続き』はできません!!!

被害者の「詐欺なんて、ATMを操作していればすぐ気付くと思っていた」という証言も紹介されています。詐欺犯は、急かしたり、関係ない操作をわざと挟んだりして、言葉巧みに誘導します。

令和2年中に、埼玉県内で発生した還付金詐欺の被害件数は116件、被害総額は、約1億6200万円です。

②キャッシュカードを持ち去る詐欺

実際にあった事例

ある日突然、「あなたの口座から不正に現金が引き出されている。キャシュカ-ドを使えなくするので、これから伺う警察官に渡してください」と電話がかかってきた。

タイミングよく警察官を名乗る男が訪れ、「手続きのために裁判所に持っていく」と言って、キャシュカ-ドにパンチで穴をあけ「穴をあけたので使えないから」と説明されて安心して暗証番号を伝えてしまった。

男はカードを封筒に入れて持ち去り、その日のうちに200万円を引き出された。

キャシュカ-ドは、ICチップや磁気テ-プを傷つけない限りATMで使用できます。

この事例では、キャッシュカードの重要な場所を避けて穴を開けたと考えられます。

パンチではなく、ハサミでキャシュカ-ドの端に切り込みを入れて持ち去る詐欺も増えていて、昨年都内だけで339件、およそ7億5000万円もの被害が発生しており、これは全国に広がっています。

 昨今、特殊詐欺事件の被害や手口が様々なメディアを通して、ニュースや情報番組で取り上げてられています。

 にもかかわらず、2020年の全国の詐欺認知件数は1万3526件で、被害額は約277億円に上っています。

 役所や銀行などから連絡があっても、手続きをする前に、疑うことも大切です。

還付金やキャッシュカードに関する電話がかかってきても、市役所や銀行などの関係機関へ自分から確認の電話をしましょう。

 最近は助け合い村の会員さんからも詐欺に関する相談が来ています。

どうしていいか分からない時は、まずは相談してください!!!

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