生前整理のすすめ
#生活 #相続遺言
2021.10.11
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親族が亡くなったときに、困るのが遺品整理です。
長期間一定の場所に住んでいると、いろいろなものがたまっていきます。たまってしまった多くのものは、ほとんど使われないものです。手付かずの状態で、本人が亡くなってしまうと、一人暮らしの場合は、相続人が整理をしなければなりません。配偶者がいても高齢の場合や、思い出の品を片付けられないなどで、ほとんど整理ができません。
遺品整理は思った以上にお金がかかります。一般的な遺品の量の場合は一部屋5万円から8万円程度ですが、いわゆる「ごみ屋敷」だった場合には2倍以上となります。(一軒100万円になることもあります)
遺品整理と同じように家財を処分しなければならない場面があります。それは賃貸住宅に住んでいる方が施設に入所する場合です。
住んでいる住宅をそのままにしておくと、二重に家賃の支払いが発生するため、今まで住んでいた住宅を解約しなければ施設の支払いもままならなくなります。しかし、賃貸住宅を退去しようとしても、整理するためのお金がない場合、解約手続きすらできなくなってしまいます。
一人暮らしの方はいつこのような状況になるかもしれませんので、生前整理をしておくことが大切です。
また、現在の住居に住み続ける場合においても、生活動線が確保できないような状況になっていると、つまずきなどでケガをして、寝たきりになったりもします。このようなことにならないためにも、生前整理をして不意の事故に備えるようにしなければなりません。要介護状態になった場合には物があふれていると、必要物が探せなくなったり必要な介護用品が置けなくなったりします。
一人世帯や、高齢者世帯の場合は、できるだけ早めに生前整理をすることをお勧めします。
生前整理のメリット
・住みやすい環境ができる
高齢者にとって、生活動線が確保されていなかったり、高いところに必要なものが物があると、つまずきや踏み台からの転落などで思わぬ怪我の原因となります。生前整理をきっかけに、床に広がったものや、棚に積み重なってしまったものを整理してみましょう。生前整理で、生活の場を安全な環境にしましょう。
・遺族の片付けの負担を軽減できる
自分の死後、遺族は葬式の準備や財産の整理など、様々な手続きをしなければなりません。それに加えて遺品整理を行うとなると、大変な労力が必要です。ましてや遠方で暮らしている場合や、仕事でなかなか時間をとることができない場合は、ほとんど遺品整理など行わず、廃棄してしまうことになります。遺族の負担を減らすためにも、できる範囲の生前整理をしておきましょう。
・相続手続きをスムーズに行うことができる
普段一緒に暮らしていない相続人は、相続財産がどこにどのくらいあるのかを、確定するのに大変な手間がかかります。生前整理で財産を整理し、財産目録を作成しておくことで、家族が相続する財産を把握する助けになります。
また、遺言書を作成するためにも役立ちます。遺言書を作成しておくことで、相続トラブルを防ぐことができます。
助け合い村は、生前整理のお手伝いもいたします。ぜひご相談ください。
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