相談支援員 ブログ

就業中の障害厚生年金

就業中の方でも、障害厚生年金を受け取れることをご存知ですか。

今回は、助け合い村で申請のお手伝いをした、Aさんの例をご紹介します。

 Aさんは、身体障害3級です。

上下肢に障害があり、歩行には杖が必要です。

学校を卒業して30年以上、都内の大手企業の障害者雇用制度を利用して、正規で仕事をしています。

通勤は乗り換えもあり大変なので、ラッシュ時間をさけて早い時間に自宅を出て、勤務開始時間に備えています。帰りは、1産業医さんのアドバイスもあり、早い時間に終業して、安全に帰宅できるようにしています。

1産業医とは、労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導助言を行う医師です。

 産業医さんは、定期的に面談をし、様々な相談にも対応してくれます。

Aさんは、NPO法人助け合い村と後見・死後事務等の契約を結び、公正証書を作成して将来に備えています。そのことを産業医さんへ報告しましたら、喜んでくれたそうです。

 仕事は楽しく、定年まで働き続けたいと思っていますが、就職したころと違い、就業時間が少なくなってきています。

当然、お給料も減少していきますので、収入についての不安がありました。

 そんな折、市役所の障害福祉課で、就業中でも障害年金を受け取れる場合もあることを知りましたので、さっそく手続きをすることにしました。

提出書類の中の病歴・就労状況等申立書」は、出生した時からの詳しい状況を記入します。様々な記録やデータを集めて書きあげました。

他にも、主治医の診断書や、住民票障害者手帳のコピ-を準備して提出しました。

もともと審査には3か月以上かかる見込みでしたが、少し時間がかかり4か月目にようやく受給の案内が届きました。

Aさんの障害厚生年金額は、1か月に換算しますと48,000円くらいで、大変助かっているといっています。

 障がい者にとって障がいの状況は、固定的ではありません。

状況や年齢とともに、生活も変わっていきます。

社会情勢なども絡んで、収入が不安定になることもあるでしょう。

困った時には、産業医、役所、そして私たち助け合い村でも相談を受けていますので、諦めずに相談しましょう。

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