相談支援員 ブログ

意外と知らない在宅介護サービス

「できるかぎり自宅で暮らしたい」

そう希望する多くの高齢者の方にとって在宅介護サービスは心強い支援となります。

在宅介護サービス訪問介護(ヘルパー)デイサービスショートステイなどの他にも様々な種類があります。

Aさん(85歳・女性)の利用例をみてみましょう。

転倒して脊柱圧迫骨折し、要介護の認定を受けた一人暮らしのAさん。

入院はせずにコルセット装着して自宅療養になりました。腰の痛みがあり、次のようなサービスを利用しました。

買い物に行けない

→ 訪問介護(ヘルパー)を利用

家のお風呂が狭くて、家族も介助しづらい

 → ①訪問入浴

今はデイサービスに行けないのでうちでリハビリをしてほしい。

→ ②訪問リハビリテーション

転倒防止のため、廊下に手すりをつけたい。

→ ③住宅改修

①訪問入浴

看護師と介護職員の3名のスタッフが専用の浴槽を持ち込み、部屋の中で入浴ができるサービスです。2、3畳ほどのスペースがあれば対応ができます。入浴の前後に血圧測定などの健康チェックを行い、寝たきりの方でも安心して入浴ができます。

②訪問リハビリテーション

理学療法士や作業療法士や言語聴覚士などのリハビリの専門職が、自宅に訪問しリハビリを行います。

・歩行や起き上がりなどの訓練のほか更衣、トイレ動作、食事動作などの日常生活動作の訓練

・言葉がでにくかったり、食事や水でむせる方に対しての言語、嚥下訓練

・福祉用具や住宅改修の助言

・介護する家族へ介助方法をアドバイス

などのサービスがあります。

訪問リハビリテーションは、主治医が必要と認めた場合に利用できます。(ケアマネジャーが対応してくれます)

実際の生活にそった訓練ができ、利用者本人も慣れた環境でリラックスして行えます。

③住宅改修

介護保険における住宅改修の対象は、次のようなものがあります。

・手すりの取り付け

・段差の解消

・滑りの防止及び移動を安全にするための床材の変更

・引き戸への変更

・和式便器から洋式便器への取り替え

被保険者1人につき、生涯通して20万円までの費用が対象です。少なくとも1割は自己負担となりますので、補助金として支給されるのは18万円が上限ということです。数回に分けての使用もできます。

※例外として、介護度が3段階以上高くなったり、被保険者が転居した場合などは、20万円がリセットされ、もう一度、この制度を使えるというルールもあります。

上限を超えた分については、全額自己負担となります。

介護保険の改修においては、市町村への申請が必要です。工事を行う前には担当ケアマネジャーに相談しましょう。

自分の状況にあった本当に必要な支援を受けるためにも各サービスの内容を知っておくと選択肢が広がります。

必要な介護、要望などはケアマネジャ-や、地域包括支援センターなどに相談してみてください。

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