素敵な趣味の見つけ方
#生活
2023.07.10
定年退職を機に新しい趣味をはじめたい。
そうは言っても、自分が何に興味があって何に向いているのか分からないという人がいます。
そんな時は、子供のころ好きだったもの、遊んでいたことを思い出してみましょう。
『三つ子の魂百まで』ということわざがあるように、幼いころに好きだったもの、覚えたことはいくつになっても忘れないものです。
趣味は特技ではありません。上手か下手かではなく、楽しいかどうかで選びましょう。
趣味はいくつあっても良いものです。ただし、運動関係の趣味はなるべく早く始めましょう。年齢とともに体力、身体機能は低下して行きます。体を鍛える一環になれば健康寿命も延びるかもしれません。
<おためしはお気軽に>
新しい趣味を始めたいときは、まずは体験しましょう。
始めから高級な道具をそろえてはいけません。それだけで満足して実際に始めない事があるからです。
創作であれば一つの作品を完成させる。運動であれば簡単な目標を作ってやり切りましょう。
例えば絵を趣味にしたい場合、まずは1枚描いてみます。
お手軽なはがきサイズがいいでしょう。画材は家にあるもので十分です。たとえば子供の色鉛筆やクレヨン、ボールペンでも大丈夫です。モチーフは、窓から見える景色、台所にある野菜や、愛用の湯飲みなど目についたもので構いません。
1枚描き切って、「上手に描けたまた描きたい」「下手だけど楽しかった」と思えたなら趣味として楽しめるでしょう。「下手だった上手くなりたい」も向いています。
「楽しくもなんともない」と思っても、絵画自体は好きならば、鑑賞という方法も立派な趣味です。
趣味の楽しみ方は十人十色、 鉄道趣味は最たるもので、撮り鉄、乗り鉄、音鉄、車両鉄、時刻表鉄、模型鉄等々、同じものでも様々な楽しみ方があるものです。
見方を変えてもつまらなければ、次の趣味を探しましょう。
<誰と一緒に楽しみたいですか>
あと数年で定年退職を迎えるTさんには、共働きをしてる数ヶ月年下の奥さんがいました。2人は定年後に共に楽しめる趣味を作ろうと話し合いました。
「山登りが良い。」という話になり、「山に登るなら、大人数の方が出来ることが増える。」そう考えたTさんは山の会を作ってしまいました。奥さんや仲間たちと、定年前から週末ハイキング、定年後には泊りで遠方の山へも行きました。
やがて体力が無くなって山の会を引退した後も、撮りためた写真や使い込んだ地図とガイドブックを見て家族と語らい、テレビで映った観光地の背景の山を指して「あそこにカモシカが出た」と話題に事欠きませんでした。
あなたは誰と趣味を楽しみたいですか。家族、友人、もちろん新しい世界で新しい出会いを楽しむのも良いものです。