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リースバックとリバースモーゲージの違い

老後の生活資金が足りない、病気の治療でまとまったお金が必要になった場合などに、リースバックやリバースモーゲージを活用できる場合があります。

 リースバックは、自宅を不動産業者等に売却した後も、一定期間そのまま住み続けられる仕組みです。ただし、所有者は売却した業者になるため、賃料の支払いが生じます。  

リバースモーゲージは、自宅を担保に銀行から融資を受ける仕組みです。不動産担保ローン等との違いは、返済方法にあり、一般的なリバースモーゲージの場合は、毎月の返済が利息のみになります。元本については、自宅所有者が死亡した場合に、銀行がその自宅を売却し返済に充てられます。また、利息分が元本に組み込まれていて、毎月の返済がないタイプもありますが、借入額は少なくなります。

どちらの場合も、自宅に住み続けながら、まとまった資金を準備できるという利点がありますが、それぞれ知っておかなければいけない点もあります。

リースバックの場合普通に自宅を売却するよりも、売却益が少なくなります。業者により買い取り価格の設定が異なるため一概には言えませんが、おおよそ40%から50%少なくなることもあります。また、賃料についても、周辺の家賃相場から算出されますが、一人ぐらしの方などは割高になることもあります。住み続けられる期間は業者によって異なりますが、定期借家契約(一定期間借りた後、退去しなければならない契約)の場合もあるため注意が必要です。リースバックを活用する際には、契約内容等について専門家に相談をすることをお勧めします。

 リバースモーゲージの場合、借り入れ可能額は自宅の評価額のおおよそ50%から60%程度になる場合もあります。また、不動産担保ローン等より金利が高めに設定されている傾向にあります。変動金利になっていることが多く、毎月の返済額が増減することもある点に留意する必要があります。

 こうした仕組みは、どうしてもまとまったお金が必要な際に有用な場合があります。しかし、売却益や金利など、他の仕組みより不利な点があることを考慮したうえで慎重に検討することが重要です。

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